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HISTORYポートアイランドの歴史

Since 1966

ポートアイランド(略称:「ポーアイ」「PI」)の第一期部分は、1966年に着工されました。後の1981年、神戸市中央区に浮かぶ国内初めての都市機能を持つ人工島として誕生したポートアイランドは全体で総面積800haを超える広さを誇り、神戸大橋およびトンネルによって神戸都心と結ばれ、神戸市近郊のニュータウンとして機能を果たしています。都市機能以外においても国際都市神戸を象徴するポジションとして、開島時に見本市場、国際会議場が整備され、今後についても神戸空港の開発などで国際色は更に深まりつつあります。

Past - ポートアイランドの過去

国内初の地方博「ポートピア'81」

1981年の街開きの際に行われた国内初の地方博「ポートピア'81」は多くの人で賑わい、人々に夢と希望をもたらしました。

1981年の開島の際、街開きイベントとしてポートピア'81(神戸ポートアイランド博覧会)が開催されました。夢と未来をテーマに行われたそのイベントでは、様々な企業のパビリオンが建てられました。その中でUCC(UCC上島珈琲株式会社)は巨大なコーヒーカップ状のパビリオンを建てコーヒーと生活のかかわりや文化を解説し、「コーヒーのある豊かな生活」をうたいました(UCC コーヒー博物館として現在も残っている)。このイベントにより、ポートアイランドや神戸は大阪万博以来の多くの人で賑わい、世界的に注目を集めました。またこのイベントをきっかけに地方博覧会ブームが起こり、街開きにあたって博覧会を開催するというこの手法はその後の主流となりました。

国内初の地方博「ポートピア'81」
NOW - ポートアイランドの現在

ファッショナブルなポートピアランド文化

街づくりにおいては、開島以来、行政と各建築主体がそれぞれに創意工夫を凝らし、良質な景観が形成されました。中心には「市民広場」、南北に通る緑の軸として「ポートピア大通り」が作られ、今も街の骨格として残っています。そして、その周りには複合都市機能がバランスよく調和し、そのインターナショナルなモダンさは「神戸モダニズム」という名の神戸らしい洗練された表情として現在でもそれを覗かせました。またそれは"ポートピアランド文化”とも呼ばれ独自の気風を漂わせるまでに成熟しています。また、公園やプロムナードではみずみずしい詩情を奏でる樹齢豊かな樹々の緑が存在し開放感あふれる風景を漂わせています。良質な建物が立ち並んでいるだけではなく、それにともなって自然が多いのはこの「島」の特徴でもあります。

ファッショナブルなポートピアランド文化
Future - ポートアイランドの未来

発展を続けるポートアイランド

神戸の中心部から卓越のアクセスを備えた都市型空港「神戸空港」。空港としての最新鋭の設備に加え、空港島西側には、岩や砂に囲まれたラグーン(人工の海水池)も。明石海峡大橋を望む市民の親水公園として、新しい人気のスポットとなっています。
ポートアイランド西地区に広がるコンテナバース跡地は対岸にハーバーランドの風景が広がる眺望の開かれたエリア。この地の特性を活かし大学キャンパスや自動車教習所、中古車オークション会場や大型ショッピングセンターなどが続々誕生しています。

また、国際交流・情報・医療関連用地などを確保した“人・物・情報”が交流する新しいまちづくりとして、外国企業のための日本初の複合機能施設「神戸国際ビジネスセンター」や、日中の経済交易を促進する目的の「上海・長江交易促進プロジェクト」、高度情報化対応のオフィスビル「神戸キメックセンタービル」、さらに高度医療技術の研究・開発拠点としての「神戸医療産業都市構想」など、国際都市神戸の特性をさらに昇華させるビッグプロジェクトも着々と進行しています。